作り手の声: 陶芸家/李荘窯 寺内信二さん <PART 1>

HULS GALLERY TOKYOでは、2021年11月に、有田焼窯元・李荘窯四代目当主である、陶芸家の寺内信二さんの個展「泉山への回帰」を開催いたしました。 本個展の関連企画として行ったトークセッションでは、古伊万里が原点となった寺内さんの作品づくりへの想い、産地での新たな陶土の開発についてお話いただきました。 *記事は前半(本ページ)と後半(後日公開)に分かれています。 - まずは寺内さんのご紹介からお願いいたします。 およそ60年前に有田に産まれて、大学は美大に進みました。親から窯を継ぐように言われたこともなく、あまり意識したことなかったのですが、高校3年になり進路を考える頃、継ぐのであれば、美術の勉強が必要だと思いました。 - 古伊万里の研究は、大学卒業後すぐに始めたのですか? [...]

2022-01-12T16:09:39+09:002022/01/12|

作り手の声:漆芸作家 田中瑛子さん

HULS GALLERY TOKYOでは2021年12月10日から25日まで、加賀で活動する漆芸作家、田中瑛子さんの個展「暁まで」を開催いたしました。その関連企画として、Zoomで田中さんのアトリエ訪問を配信。本インタビュー記事は、その内容をもとに作成したものです。 -愛知県のご出身とのことですが、石川県で活動されるようになったのはいつごろからですか? 大学で漆を始めて、より作品のクオリティを上げていこうと思い、卒業後に石川県へ移住しました。​​ -石川県は木地挽きが有名ですが、それを学ぶのが目的だったのでしょうか? そうですね。大学時代のもどかしさは、形を自分で作れなかったことでした。そこ(木地挽き)を自分でやれてこそ、より自分の感覚が活きてくるのではないかということで、この場所を見つけました。 -そこで、木地挽きから漆塗りまでを手がける瑛子さんのスタイルができあがったのですね。プロフィールによると、2012年に独立され、「工房あかとき」を設立。その後、東京、NY、インドネシアなどの海外でも展示・技術指導されています。 はい。日本の伝統技術はなかなか外に出ることがありません。でも、外国の職人さんは興味をすごく持っていたりする。そこに新しい道があったと言えるかもしれません。交流することで私自身も刺激を受けます。私が自由な形の漆器を作るようになったのも、それまで日本の伝統的なルールを意識する生活しかしていなかったけれど、海外に行って、海外の自由な発想に刺激をもらったからです。 -私たちも瑛子さんとシンガポールで出会いました。2018年の後半くらいでしたね。そのときをきっかけに、色々な作品を見せていただいて。シンガポールで作品を展示・販売し、その後、東京でも作品展をさせていただきました。 [...]

2022-01-12T16:06:31+09:002022/01/12|

作り手の声:陶芸家 鈴木大弓さん

HULS GALLERY TOKYOでは、陶芸家 鈴木大弓さんの作品のお取り扱いをスタートしました。鈴木さんは宮城県仙台市生まれ。大学在学中より作陶を始め、韓国にて修行を積んだ後、滋賀県信楽町にて独立。現在は三重県伊賀市に工房を移し、粉引をはじめ、刷毛目や三島、信楽の土を用いた焼締など、多彩な作品を制作されています。 今回は、そんな鈴木さんの陶芸家としてのルーツや現在の作陶活動についてお話を伺いました。 - 陶芸の道に入ったきっかけを教えてください。 大学の陶芸サークルです。特に器が好きだったわけではないんですが、大学2年生の終わりくらいに「このままだと大学生活遊んで終わっちゃう。何かやろう」と思って陶芸を始めたら、夢中になって抜けられなくなりました。 - 大学卒業後は韓国で修行を積んでいらっしゃいますが、韓国へ行こうと決心されたのはなぜですか。 [...]

2022-01-12T16:02:05+09:002022/01/12|

年末年始営業のお知らせ

HULS GALLERY TOKYO は、年内は12月30日(木)まで、年明けは 1 月 5 日(水)より営業いたします。1 月のギャラリーは飯碗や汁椀、茶器や酒器など、寒い季節におすすめの器を中心に展示・販売いたします。来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

2021-12-25T15:02:47+09:002021/12/25|

「オンライン・アトリエ訪問 〜漆芸作家 田中瑛子さん~」動画公開中

HULS Gallery Tokyoで開催中の個展の関連企画として、田中瑛子さんのアトリエ「Gallery and Salon 漏刻」からZoomでアーティストトークを配信いたしました。その動画を期間限定で公開いたします。 田中さんのお話に耳を傾けながら、普段はなかなか見ることのできないアトリエの雰囲気をお楽しみください。 下記のリンクよりご視聴ください。 ***ZOOMリンク*** ■動画公開期間:2021年12月25日(土)まで [...]

2021-12-17T09:21:30+09:002021/12/16|

「オンライン・アトリエ訪問 〜漆芸作家 田中瑛子さん~」

HULS Gallery Tokyo で開催する個展の関連企画として、田中瑛子さんのアトリエ「Gallery and Salon 漏刻」を Zoom でご紹介いたします。作品が生まれる場を感じながら、田中さんのお話をうかがいます。 ■開催日時:2021年12月15日(水) [...]

2021-12-09T11:01:24+09:002021/12/09|

ギャラリー営業時間延長のお知らせ

平素より、HULS GALLERY TOKYOをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 当ギャラリーでは、2021年12月6日(月)より、営業時間を下記の通り変更させていただきます。 変更後の営業時間:10:00~18:30 みなさまのご来店、心よりお待ちしております。

2021-12-03T17:24:38+09:002021/12/03|

漆芸 田中瑛子 作品展「暁まで」開催のお知らせ

石川県加賀市を拠点とする、木地師で漆芸作家の田中瑛子さん。材料の準備から塗りの仕上げまで、全てをご自身の手で行っています。その高度な木地挽きの技術で生み出される曲線美と黒と赤の漆による艶やかな世界観は、夜の闇が明けていくような余情に満たされています。本展示では、日々の時間を楽しむためのぐい呑やカップ、バーなどプロ向けの酒器に加え、アートパネルの展示販売を行います。ご来場の上、漆の豊かな表現を間近でご覧ください。 漆芸 田中瑛子 作品展「暁まで」 会期:2021 年12 月10 日(金)~ 25 日(土)*日・祝は休業 [...]

2021-11-22T17:08:56+09:002021/11/22|

李荘窯・寺内信二さんオンライントークセッション「サステナブルな有田へ」

HULS Gallery Tokyo で行われる李荘窯 寺内信二 作品展「泉山への回帰」の開催に伴い、オンラインにてトークセッションを開催いたします。 有田焼の産地として知られる、佐賀県有田町。1616年にその地で磁器の原料となる泉山陶石が発見され、日本で初めて磁器の生産が始まりました。日本の磁器と有田焼の原点とも言えるこの原料ですが、現在ではほどんど使われていません。有田焼の原料は天草陶土に取って代わられました。四代続く有田焼窯元の当主である寺内さんの視点で、産地の資源に再び光を当てる、サステナブルな取り組みについてお話いただきます。 ■開催日時:2021年11月19日(金) 19時-20時30分(事前登録制・無料) ■ゲスト: [...]

2021-11-09T17:02:23+09:002021/11/09|

李荘窯 寺内信二 作品展「泉山への回帰」開催のお知らせ

寺内信二氏は有田焼の窯元・李荘窯の 4 代目当主として、初期伊万里から学び、料理を引き立てる器づくりを追求してきました。本展示では、有田焼の原点である泉山陶石のみを原料に用いた作品づくりに挑みます。今ではほとんど使われなくなってしまった泉山の土に向き合い、再びその魅力を蘇らせる寺内氏の新作をぜひご高覧ください。 李荘窯 寺内信二作品展「泉山への回帰」 会期:2021 年 11 月 12 [...]

2021-11-02T11:53:03+09:002021/11/02|
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