About Yusuke Shibata (HULS GALLERY TOKYO)

柴田裕介。HULS GALLERY TOKYO代表。1981年生まれ。立教大学社会学科卒。日本工芸の国際展開を専門とし、クリエイティブ・ビジネス面の双方における企画・プロデュースを行っている。日本工芸ギャラリー「HULS GALLERY TOKYO」「HULS GALLERY SINGAPORE」のキュレーション全てを手がけ、東京とシンガポールを拠点に活動を行う。またオンラインメディア「KOGEI STANDARD」の編集や工芸ブランド「KORAI」のブランドプロデュースも行っている。

「オンライン・アトリエ訪問 〜漆芸作家 田中瑛子さん~」動画公開中

HULS Gallery Tokyoで開催中の個展の関連企画として、田中瑛子さんのアトリエ「Gallery and Salon 漏刻」からZoomでアーティストトークを配信いたしました。その動画を期間限定で公開いたします。 田中さんのお話に耳を傾けながら、普段はなかなか見ることのできないアトリエの雰囲気をお楽しみください。 下記のリンクよりご視聴ください。 ***ZOOMリンク*** ■動画公開期間:2021年12月25日(土)まで [...]

2021-12-17T09:21:30+09:002021/12/16|

「オンライン・アトリエ訪問 〜漆芸作家 田中瑛子さん~」

HULS Gallery Tokyo で開催する個展の関連企画として、田中瑛子さんのアトリエ「Gallery and Salon 漏刻」を Zoom でご紹介いたします。作品が生まれる場を感じながら、田中さんのお話をうかがいます。 ■開催日時:2021年12月15日(水) [...]

2021-12-09T11:01:24+09:002021/12/09|

ギャラリー営業時間延長のお知らせ

平素より、HULS GALLERY TOKYOをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 当ギャラリーでは、2021年12月6日(月)より、営業時間を下記の通り変更させていただきます。 変更後の営業時間:10:00~18:30 みなさまのご来店、心よりお待ちしております。

2021-12-03T17:24:38+09:002021/12/03|

社会問題と工芸

現在、新型コロナウイルスの出現によって、私たちは、大きな変化の真っ只中にいる。こうした変化は、日々の暮らしや社会の在り方について見直す機会ともなり、気候変動や経済格差、少子高齢化など、様々な社会問題に関心を持つ人も増えてきた。多くの国で、物質的には豊かになり、寿命は伸びる一方で、社会全体が幸福になっているかと問われれば、そうだと言い切ることは難しい。世界を見渡せば、行き過ぎたグローバル化や資本主義の在り方にも何らかの修正が必要なことは顕著であり、アフターコロナを見据えながら、個人、企業共に、様々な社会問題に向き合う姿勢が求められている。 地方産業の活性化 私は、2015年頃から日本工芸の価値を国内外に伝えていく活動をしているが、こうした変化の中で、社会問題の解決に繋がる工芸の役割とはどういうものかをより深く考えるようになった。最も明確な役割というのは、地方産業の活性化だろう。工芸品は日本各地で作られているもので、そこに暮らす人々にとっては、大切な働き口の一つとなっている。かつてのように、多くの職人を抱えてものづくりをする時代には戻れないだろうが、その土地ならではの産業が魅力的であり続ければ、都会から地方に移り住む人もいるであろうし、雇用以外の価値も生まれる。 また、現代の工芸品は、観光産業にも大きく貢献している。地方の工芸品は、以前から旅の土産としての人気はあったが、今では、工房や地方の美術館への訪問そのものが旅の目的であることも珍しくない。郷土料理と同じように、工芸が地方を代表する一つの文化として幅広く発信され続ければ、海外への繋がりも生まれ、新たな可能性も広がっていくだろう。 気候変動に向き合う 現在、最も世界で声高に叫ばれている社会問題の一つである気候変動についてはどうだろうか。気候変動の大きな要因は、温室効果ガスの排出であるが、現代の工芸品は大量生産品ではなく、その他の大規模な産業と比べれば、全体的な排出量は少ないと言える。陶磁器やガラスを作る際には、高温での焼成が必要であることには課題はあるが、工芸品の材料の調達距離は短く、人の移動も少ないことから、現代のものづくり産業としては環境への負荷は少ない。何よりも大切な点は、工芸品が長く使われることを前提としたものであり、金継ぎなどのように、修理を繰り返しながら、何世代にも渡り使うことができるというのが、工芸品のサステナブルな魅力だろう。そうして、日々の暮らしの中で使う物に意識を向け、愛着を深めることが、環境問題への取り組みへの第一歩であるのだ。 暮らしの多様性 私自身は、様々な社会問題がある中で、最も工芸が重要だと感じる役割は、工芸品を通じ、文化や暮らしの多様性に気づくことだと思っている。これは、行き過ぎたグローバル化を見直すことでもある。様々な国を訪れてみるとわかるが、今では、どの国の都市でもショッピングモールにいけば、同じようなブランド、食品が並ぶ。どこの国で作られているかは、札を見なければわからないものばかりだ。そうしたものだけに囲まれていると、違いを尊重するような感覚は薄れ、いずれは、何を食べても同じ味、何を着ても同じ素材だと思うような人間になってしまうのではないかと思っている。日本の工芸品は、それぞれの地域の個性を映し出したものであり、かつ、一つずつが少しずつ異なる個性ある道具である。その少しずつの違いに気づくことは、そこに住む人々の個性や生き方を尊重することにも繋がっていく。日本に限らず、世界では、先進国であれ途上国であれ、その土地ならではの工芸品や文化はあり、それらを互いに尊重し、活かし合うことに、グローバル化の未来があるのではないだろうかと思う。 社会問題は、大きな課題であるほど、すぐに身近なものとして受け止めることが難しい。そのため、まずは「知ること」、その次に「感じること」、そして日々の中で「行動すること」を一歩ずつ行っていく必要がある。私も、毎日の暮らしの中で、社会問題を強く意識してきたわけではないが、さまざまな工芸品に向き合っていると、今までとは異なる暮らしの在り方に気づかされることがあり、少しずつ自分自身を変化させてきた。日常は快適で楽なほうへとみなで進むことだけが豊かな未来に繋がるものではなく、時には遠回りしたり、手間暇をかけることも必要であり、工芸には、そんな気づきが隠されているような気がするのだ。 文:柴田裕介

2021-11-27T14:05:14+09:002021/11/27|

漆芸 田中瑛子 作品展「暁まで」開催のお知らせ

石川県加賀市を拠点とする、木地師で漆芸作家の田中瑛子さん。材料の準備から塗りの仕上げまで、全てをご自身の手で行っています。その高度な木地挽きの技術で生み出される曲線美と黒と赤の漆による艶やかな世界観は、夜の闇が明けていくような余情に満たされています。本展示では、日々の時間を楽しむためのぐい呑やカップ、バーなどプロ向けの酒器に加え、アートパネルの展示販売を行います。ご来場の上、漆の豊かな表現を間近でご覧ください。 漆芸 田中瑛子 作品展「暁まで」 会期:2021 年12 月10 日(金)~ 25 日(土)*日・祝は休業 [...]

2021-11-22T17:08:56+09:002021/11/22|

李荘窯・寺内信二さんオンライントークセッション「サステナブルな有田へ」

HULS Gallery Tokyo で行われる李荘窯 寺内信二 作品展「泉山への回帰」の開催に伴い、オンラインにてトークセッションを開催いたします。 有田焼の産地として知られる、佐賀県有田町。1616年にその地で磁器の原料となる泉山陶石が発見され、日本で初めて磁器の生産が始まりました。日本の磁器と有田焼の原点とも言えるこの原料ですが、現在ではほどんど使われていません。有田焼の原料は天草陶土に取って代わられました。四代続く有田焼窯元の当主である寺内さんの視点で、産地の資源に再び光を当てる、サステナブルな取り組みについてお話いただきます。 ■開催日時:2021年11月19日(金) 19時-20時30分(事前登録制・無料) ■ゲスト: [...]

2021-11-09T17:02:23+09:002021/11/09|

李荘窯 寺内信二 作品展「泉山への回帰」開催のお知らせ

寺内信二氏は有田焼の窯元・李荘窯の 4 代目当主として、初期伊万里から学び、料理を引き立てる器づくりを追求してきました。本展示では、有田焼の原点である泉山陶石のみを原料に用いた作品づくりに挑みます。今ではほとんど使われなくなってしまった泉山の土に向き合い、再びその魅力を蘇らせる寺内氏の新作をぜひご高覧ください。 李荘窯 寺内信二作品展「泉山への回帰」 会期:2021 年 11 月 12 [...]

2021-11-02T11:53:03+09:002021/11/02|

オンライン工芸トークセッション「窯元と塗師屋」

HULS Gallery Tokyo で開催される KOGEI STANDARD 展「明日へ続く道」の開催に伴い、オンラインにてトークセッションを開催いたします。有田焼の窯元と輪島塗の塗師屋という別産地のお二人をゲストにお迎えし、それぞれの活動内容や、コロナ後を見据えたこれからの工芸の未来について語っていただきます。 ■開催日時:2021年10月22日(金) 16時-17時30分(事前登録制・無料) ■ゲスト: [...]

2021-10-12T15:02:18+09:002021/10/12|

「KOGEI STANDARD」展 開催のお知らせ 

日本工芸のオンラインメディア「KOGEI STANDARD」は、この秋より工芸に関するニュース配信を開始し、工芸のバイリンガル情報サイトとして、より多彩な情報を発信いたします。このたび HULS Gallery Tokyoでは、「明日へ続く道」と題し、KOGEI STANDARD 展を開催。期間中は、工芸産地のストーリーや技法とともに、様々な作り手の作品を展示・紹介いたします。 KOGEI STANDARD 展「明日へ続く道」 [...]

2021-10-05T11:59:00+09:002021/10/05|

「金工 2021」展 開催のお知らせ

HULS Gallery Tokyoでは、ギャラリー企画「金工 2021」を開催いたします。数ある工芸品の中でも長い歴史を持つ金工品ですが、現代では花器やワインクーラーなど、様々な工芸ブランドが今の暮らしに合わせた個性溢れる作品を生み出しています。金工品の特徴とも言える、金属を型に流し込み成型する「鋳込み」や作り手ごとの着色技術など、金工品の技の魅力ともに、展示をお楽しみください。 ◼「金工 2021」展 会期:9 月 3 [...]

2021-09-03T19:45:21+09:002021/08/24|
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