掲載情報:別冊炎芸術「見て・買って楽しむ 愛しの酒器」

ぐい呑・盃・片口・徳利など、現代日本の陶芸家が作る酒器を作家別に紹介する別冊炎芸術「見て・買って楽しむ 愛しの酒器」に、ギャラリーおすすめの酒器が掲載されました。 さらに、HULS GALLERY代表の柴田裕介による寄稿「今、シンガポールで人気の酒器」も掲載。ぜひご覧ください。 掲載作品は、弊社オンラインストアからもご購入いただけます。 HULS GALLERY TOKYO オンラインストア https://store.hulsgallerytokyo.com/collections/sakeware_artist

2022-04-01T10:17:26+09:002022/04/01|

光井威善 作品展「Melting」開催のお知らせ

緊張と緩和 - 二つの相反する要素が溶け合い融合して生まれる、曖昧な狭間。独自の美意識と造形感覚によって作られる光井威善氏のガラス作品は、見る者の心を穏やかに落ち着かせてくれます。本展では、異なる二つの色が美しく重なる silence のグラスやタンブラーのほか、Amber on Gray の片口や茶碗など、多数の作品を展覧いたします。柔和な表情を見せるガラスの数々を、どうぞご堪能ください。 ■ 光井威善 [...]

2022-03-25T17:47:57+09:002022/03/25|

作り手の声: 陶芸家/李荘窯 寺内信二さん <PART 2>

有田のサステナブルな取組み~泉山と天草の陶土開発プロジェクト~ HULS GALLERY TOKYOでは、2021年11月に、有田焼窯元・李荘窯四代目当主である、陶芸家の寺内信二さんの個展「泉山への回帰」を開催いたしました。本個展の関連企画として行ったトークセッションでは、古伊万里が原点となった寺内さんの作品づくりへの想い、産地での新たな陶土の開発についてお話いただきました。 *記事は前半と後半(本ページ)に分かれています。 前半はこちら - さて、ここからは泉山陶土の再生プロジェクトについてお話いただきます。寺内さんお願いいたします。 はい。私が泉山磁石場組合の開発委員長をしているなかで、今年(2021年)の7月に立ち上げたプロジェクトです。今では使われていない泉山陶石から陶土をつくって販売しようという試みです。組合には先人が築いた資産があるのですが、陶石を売っていないので管理費等で目減りしている状況です。 やはり、泉山で原料が取れて「有田」という産地が生まれたという点が重要です。原料があるからその土地に産業が生まれ、産地になるというのが基本なんですよね。ですが、有田では有田の土を使わず、熊本の天草陶土に頼っています。原料のないところで産地と言えるのかな?このままでいいのかな?というひっかかりがありました。 [...]

2022-03-13T16:34:14+09:002022/03/13|

塗師 冨樫孝男 作品展 『古今折衷』開催のお知らせ

福島県会津若松に 3 代続く「塗師一富」の当主として、漆芸作品の制作に励む冨樫孝男さん。玉虫の羽のように輝く塗りが美しい「会津玉虫塗」、金属のような質感が上品な「四分一塗」「鉄錆塗」など、さまざまな伝統技法を駆使し、西洋的なデザインも取り入れながら、漆の可能性を引き出す作品づくりを行なっています。本展では、酒器をはじめ、椀、プレート、箸、折敷などの食卓を彩る器や、小箱やアートピースなどインテリアのアクセントとなる作品 100 点以上を展覧。伝統と現代、西洋と東洋が交差する瞬間に生まれる表現を、ぜひご高覧ください。 ■ 塗師 冨樫孝男 作品展 『古今折衷』 [...]

2022-02-18T11:07:17+09:002022/02/18|

徳永榮二郎 作品展「季の流景」開催のお知らせ

佐賀県有田で作陶を行う徳永榮二郎氏の作品展を開催いたします。土と釉薬の組み合わせによる多彩な表現を得意とする徳永氏は、酒器や抹茶碗のほか、国内外の料理人のための器も数多く製作しています。本展では、徳永氏が試行錯誤の末に完成させた、平面に釉薬が美しく流れる丸盆皿をはじめ、数多くのこだわりの作品をご覧いただくことができます。この機会に豊かな釉薬表現の世界をお楽しみください。 ■ 徳永榮二郎 作品展「季の流景」 会期:2022 年 2 月 4 日(金)~ [...]

2022-01-25T16:40:37+09:002022/01/25|

作り手の声: 陶芸家/李荘窯 寺内信二さん <PART 1>

HULS GALLERY TOKYOでは、2021年11月に、有田焼窯元・李荘窯四代目当主である、陶芸家の寺内信二さんの個展「泉山への回帰」を開催いたしました。 本個展の関連企画として行ったトークセッションでは、古伊万里が原点となった寺内さんの作品づくりへの想い、産地での新たな陶土の開発についてお話いただきました。 *記事は前半(本ページ)と後半(後日公開)に分かれています。 - まずは寺内さんのご紹介からお願いいたします。 およそ60年前に有田に産まれて、大学は美大に進みました。親から窯を継ぐように言われたこともなく、あまり意識したことなかったのですが、高校3年になり進路を考える頃、継ぐのであれば、美術の勉強が必要だと思いました。 - 古伊万里の研究は、大学卒業後すぐに始めたのですか? [...]

2022-01-12T16:09:39+09:002022/01/12|

作り手の声:漆芸作家 田中瑛子さん

HULS GALLERY TOKYOでは2021年12月10日から25日まで、加賀で活動する漆芸作家、田中瑛子さんの個展「暁まで」を開催いたしました。その関連企画として、Zoomで田中さんのアトリエ訪問を配信。本インタビュー記事は、その内容をもとに作成したものです。 -愛知県のご出身とのことですが、石川県で活動されるようになったのはいつごろからですか? 大学で漆を始めて、より作品のクオリティを上げていこうと思い、卒業後に石川県へ移住しました。​​ -石川県は木地挽きが有名ですが、それを学ぶのが目的だったのでしょうか? そうですね。大学時代のもどかしさは、形を自分で作れなかったことでした。そこ(木地挽き)を自分でやれてこそ、より自分の感覚が活きてくるのではないかということで、この場所を見つけました。 -そこで、木地挽きから漆塗りまでを手がける瑛子さんのスタイルができあがったのですね。プロフィールによると、2012年に独立され、「工房あかとき」を設立。その後、東京、NY、インドネシアなどの海外でも展示・技術指導されています。 はい。日本の伝統技術はなかなか外に出ることがありません。でも、外国の職人さんは興味をすごく持っていたりする。そこに新しい道があったと言えるかもしれません。交流することで私自身も刺激を受けます。私が自由な形の漆器を作るようになったのも、それまで日本の伝統的なルールを意識する生活しかしていなかったけれど、海外に行って、海外の自由な発想に刺激をもらったからです。 -私たちも瑛子さんとシンガポールで出会いました。2018年の後半くらいでしたね。そのときをきっかけに、色々な作品を見せていただいて。シンガポールで作品を展示・販売し、その後、東京でも作品展をさせていただきました。 [...]

2022-01-12T16:06:31+09:002022/01/12|

作り手の声:陶芸家 鈴木大弓さん

HULS GALLERY TOKYOでは、陶芸家 鈴木大弓さんの作品のお取り扱いをスタートしました。鈴木さんは宮城県仙台市生まれ。大学在学中より作陶を始め、韓国にて修行を積んだ後、滋賀県信楽町にて独立。現在は三重県伊賀市に工房を移し、粉引をはじめ、刷毛目や三島、信楽の土を用いた焼締など、多彩な作品を制作されています。 今回は、そんな鈴木さんの陶芸家としてのルーツや現在の作陶活動についてお話を伺いました。 - 陶芸の道に入ったきっかけを教えてください。 大学の陶芸サークルです。特に器が好きだったわけではないんですが、大学2年生の終わりくらいに「このままだと大学生活遊んで終わっちゃう。何かやろう」と思って陶芸を始めたら、夢中になって抜けられなくなりました。 - 大学卒業後は韓国で修行を積んでいらっしゃいますが、韓国へ行こうと決心されたのはなぜですか。 [...]

2022-01-12T16:02:05+09:002022/01/12|

年末年始営業のお知らせ

HULS GALLERY TOKYO は、年内は12月30日(木)まで、年明けは 1 月 5 日(水)より営業いたします。1 月のギャラリーは飯碗や汁椀、茶器や酒器など、寒い季節におすすめの器を中心に展示・販売いたします。来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

2021-12-25T15:02:47+09:002021/12/25|
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