HULS GALLERY TOKYOでは、佐賀県武雄市で作陶活動を行う閑古錐窯 山本英樹氏の作品展を開催いたします。代名詞とも言える「玄釉(げんゆう)」は、山本氏が長い歳月をかけ独自に生み出したもので、金属のようでありながら、土の質感を感じることのできる美しい釉薬です。こだわりの一方で、料理が主役となるよう絶妙に引き算され作られた器は、多くの料理人に支持され、国内外で人気を博しています。今回の展示では、山本氏が長年の歳月をかけて追求してきた食のうつわを中心に、花器やアートオブジェなど様々な作品を展示販売いたします。個性溢れる玄(くろ)の世界をぜひともご堪能下さい。

山本英樹 作品展「食のうつわ、円熟の美」
日時:2021年7月1日(木)- 7月21日(水)10:00-18:00 *日・祝は定休
会場:HULS GALLERY TOKYO
在廊日:2021年7月2日(金)
*感染状況次第では変更となる可能性もございます。最新情報はギャラリーサイトにてご確認ください。

<山本英樹氏プロフィール>

佐賀県武雄市在住の陶芸家。自然豊かな工房で作陶を行う。屋号の閑古錐とは、古くて先が丸くなり、使えなくなった錐という意味のほか、禅における真の修行者を指す。繰り返し何度も使われた錐に宿る、円熟した魅力を追求したいとの思いで命名された。

1965年 佐賀県伊万里市に生まれる
1983年 有田工業高校窯業科卒業
1983年 実家窯元宝寿窯にて修行の後、番浦史郎氏に師事
1995年 当地に開窯
1995年 個展を中心に活動
2000年 レストラン・ホテル向け製作を中心に活動
2007年 アメリカ ロサンゼルスにて初の海外個展