甚秋陶苑・伊藤成二 個展「茶器の心」
常滑焼の伝統工芸士である甚秋陶苑・伊藤成二氏の個展を開催いたします。約二年ぶりとなる本展では、さらなる完成度を目指した急須作りを自身のテーマとして掲げ、異なるそれぞれの茶葉に合う急須の開発や、より豊かな意匠の追求に挑みました。心のこもった茶器を多数展示する中、新作の茶壺も登場します。丹精こめて作られた茶器の一つ一つを心行くまでご堪能下さい。
■ 甚秋陶苑・伊藤成二 個展「茶器の心」
会期:2022 年 10 月 14 日(金)- 29 日(土)*日・祝は休み
会場:HULS GALLERY TOKYO(赤坂・六本木)
営業時間:10:00 ~ 18:30
在廊予定:10月14日(金)・15日(土)
*当日、下記の時間にお越しのお客様に、伊藤氏自らお茶を振る舞うイベントを実施します。
14:00~ / 16:00~ (15日は15時までの在廊となりました。お客様の来訪に合わせてお茶を振舞ってくださいます。)
*開催内容は変更となる可能性もございます。最新情報はギャラリーサイトもしくは SNS にてご確認ください。
秋日和、赤坂にある HULS GALLERY を訪れた。
透明感のある静謐、温かな和らぎに満ちた空間に、
伊藤成二 個展「茶器の心」は、ふさわしかった。
人はなぜ、土に触れると、心安らぐのだろう━。
作品の茶器を、直接、手で触れさせていただいた。
職人の心と、常滑の由来となった滑らかな土が
溶け合って、一つの作品という宇宙が生まれる。
宇宙が始まり、星々が生まれ、地球が誕生し、
人の体も、星屑でできている、と科学は言う。
土は、原初の記憶を甦らせてくれるのだろうか。
伊藤成二さんの茶器は、新しい時代の美とともに、
記憶の最古層にある懐かしいつながりを思い出させ、
塵を清め、心の故郷のような安らぎを与えてくれる。
器の内側を眺めていると、次第に月のように輝いて、
観るほどに、感動が木霊のように響き広がってゆく。
購入し家に帰り、思わず写真に撮って皆に知らせた。
ギャラリーの方には、作品を丁寧にご紹介していただき、
心より感謝いたします。赤坂の地がもつポテンシャルは、
文化の羅針盤「気づきの場」として相応しいと思います。
ギャラリーに込められた願いが、未来に花開きますよう
心より祈念しております。
2022年 10月 28日
石部 顯 拝
追伸:失礼しました。2020年は、2022年の間違いでした。訂正いたします。石部
石部様
ご来訪ありがとうございました。
西暦につきましてはこちらで修正させていただきました。
またのお運びを心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
HULS GALLERY TOKYO